【人物紹介】魅惑のペルセア王国秘宝展5【読み飛ばし可】

1 アルデシール三世の雑兵

かつて大陸行路が交差し繁栄を極めたペルセア王国
その大国の栄華を今に伝える秘宝が国外で初めて展示されることに!
(建物の大規模修復が必要となったため、展示物を移動させる必要があり、その間別の国で外貨を稼ぎにくる英雄の方々)
その初めての国外展示国に選ばれたのが我らが祖国
極東の島国こと「しま」
楽しんでくださいラズワルドさん

■前スレ【伝説の武器について】魅惑のペルセア王国秘宝展4【読み飛ばし可】

2 アルデシール三世の雑兵

ペルセア王国関連本

「ペルセア王国英雄譚」ペルセア王国の勃興が少しとアルデシール三世の栄光が書かれている

「精霊王と魔王」こちらはペルセア王国の勃興以前から勃興までが書かれている

「石鹸の歴史」タイトル通り石鹸の歴史について真面目に書かれている。固形石鹸の製法を確立したファルジャードについては、かなり細かく書かれている。このファルジャードは英雄譚に出てくるファルジャードと同じ

「内政チート主人公のモデルにできそうな人辞典」上記「石鹸の歴史」に登場したファルジャードについて書かれたページは本書で最大。ファルジャードに関する記述の出だしは「こいつ転生者じゃね?」

「冥府と月 瑠璃の主従」ラズワルドとその従者ハーフェズの生涯を書いたもの。物語調で二人が出会ってから最後の戦いまでが余すところなく書かれている。かなり面白い(当方の主観)かなり詳しく書かれているのだが、誰が書いたのかは不明。精霊王ではないかという噂もある

「古代アジアの歴史」ペルセア王国がいかにして強大な国家になったかについて書かれている。大将軍カスラー、次の大将軍ラフシャーンの記述がある。ちなみにカスラーは知将でラフシャーンは猛将

「天と地の往復書簡」ラズワルドとアシュカーンの文通がまとめられた本。当時の世情なども補足として書かれている。今回の秘宝展にこの本の原本たる手紙が全て飾られる。「天」はラズワルドで「地」はアシュカーンのこと

「キリンノート」タイトルの由来は省くが、国内の至るところを旅したラズワルドが各地の花や草などを押し花とし貼り付けたり、薫絹国の絹やその他の絹を並べて貼って、上質絹とそうではない絹の肌触りの違いを比較したりと、ラズワルドの気持ちの赴くままに纏められた一冊。販売されているのは写真掲載タイプと、かなり原本に近い押し花や絹が貼り付けられたものの二種類ある。ちなみにこの本により古代粘土板図書館の位置が判明した。この本の原本も展示される

「チャンドラの女神」ラズワルドが人界にいた頃に「ラズワルドに関して異国で書かれた本」当時は異国人のことを正しく書くという認識がなかった(やたら醜くかったり不作法だったり野蛮だったり神性がなかったり)のにも関わらず、この本のラズワルドは「冥府と月 瑠璃の主従」「ペルセア王国英雄譚」などに登場するラズワルドと同等か、それ以上の神性を持って描かれている。この本により当時のサータヴァーハナ王国は文化の度合いが高かったのだと世界中で称賛され、現在でも国民自慢の一冊

「青き薔薇と闇の百合 黒獅子に愛された二柱」ラズワルドがこんなことをしていたよ、とファリドに語る話。ファリドとは神の子で当時「青き薔薇の君」と呼ばれていたのは確認されているが、ラズワルドが「闇の百合」と呼ばれていたかどうかは不明。青き薔薇の君のソースはラズワルドが残した手帳。著者ははっきりとは分からないが同じく神の子だったクーロスにシャーローン、イェガーネフなどがファリドを楽しませるために纏めた話ではないかとされている。この発想は次の本が元になっているものと考えられている

「物語の始祖 シェヘラザードの八十一話」ラズワルドが残した、庶民の間に流布していた物語を纏めたもの。当時口伝でしか伝えられていなかった子ども向けの物語を、ラズワルドが書き記した。これを記す意味が当時の人は分からなかったらしい。書き記したのは八十一話で原本が残っているのは二十九話。これももちろん展示される
この本をまとめ、写しを作ったのは、ラズワルドにどうして書き記したのかを尋ね、説明されて感銘を受けたクーロス。そのため上記の本の作成を主導した神の子はクーロスではないかとされている

3 アルデシール三世の雑兵

「傭兵王の備忘録」とある傭兵が成り上がりラティーナ帝国の皇帝の座についた。この傭兵の祖父はアルデシール三世が十二将の一人とされることもある傭兵テオドロスで、この祖父についてかなり詳しく書かれている

「薫絹国逸話集」薫絹国の皇帝の逸話をまとめた話。その中に賢学帝と陽烏王(後の聞正帝)とアルデシール三世の会話や、聞正帝(前述の陽烏王)のもとを訪れたハーフェズたち一行に関しての話が収められている

「世界を旅した男 ―― 新大陸の大地を最初に踏んだペルセア人」世界各地に残っているハーフェズの痕跡を辿った本。秘宝展宣伝のために作られた歴史番組の下敷きはこれ。【すでに放映は終了しているが、無料配信動画で見れる】

「ラヒムのレシピ 神が愛したドルメ」古代ペルシア料理のレシピ。家庭料理本としては世界最古。「神が愛した」と書かれているとおり、ラズワルドの好物のみを記したもの。秘宝展でレシピ本も展示されるが、それは原本ではなく後の大将軍ラフシャーンが写したもの。この本は薫絹国にも「薫絹国語」で書かれた写本があり、それも今回展示される

「我 草原を駆け 青空に死す」遊牧民族国家マッサゲタイの女王だったトミュと、マッサゲタイ人でありながらアルデシール三世が十二将だったサラについて詳しく書かれている。マッサゲタイの歴史もこの一冊で網羅できる(我が国にはこの一冊しかまともなマッサゲタイ本はないが)ちなみにこの二人が詳しく書かれているのは、この二人に関する資料が多く残っているため。資料を書き残したのはほぼラズワルド

「バフマン爺さんの旅」ラズワルドが書き残した、隣家のおじいさんの旅行記。隣家のおじいさん(バフマン)から話を聞き、それを書き記した。シェヘラザードの八十一話より前に書かれたもので、シェヘラザードの八十一話を書き記す切欠になったものと考えられている。当時の庶民の旅について脚色一切なしで書かれており、当時の旅の過酷さをうかがい知ることができる

「神の隣に住んでみた」転生者もしくは転生して人生五週目ですか?と揶揄される天才ファルジャードがラズワルドに関して書いた本(この本のタイトルも転生者と言われる所以)内容はラズワルドの幼年期や港町アッバースでの生活など。余談だが彼の買い物を現在の金額に換算すると、一日で億単位の金を使っている日がしばしば。ただ彼の財産はこれだけ金を使っても増える一方だった。ペルセアの繁栄ぶりと固形石鹸の売り上げすごさがうかがえる

4 アルデシール三世の雑兵

「ネジド公国衰亡史」ハーフェズの父サラミス(チャンドラ)の盟友にして、後にサマルカンド侯領宰相となったアサドが、故国の滅亡をまとめた本。公国を内側から滅ぼす「奴隷解放大公(笑)」に関して、ペルセア王国の者たちが己の意見を語るシーンがあるのだが、意見を語っているのがファルジャード、アルデシール三世、ラズワルドなど英雄が一堂に会しているという豪華さ。ちなみに奴隷解放を掲げたネジド公国は、奴隷制堅守のペルセア王国に滅ぼされた。滅ぼした軍の主要面子にカスラーとファルジャードがいる

「四千年後の誰かへ」ラズワルドが当時のペルセア王国の庶民の生活を、丁寧に書き残してくれた本。ニネヴェの古代粘土板図書館に立ち寄ったラズワルドは、文字は読めるが、意味が分からないことがあることに気付き「もやもや」して仕方なかったので、後世の人間たちにこの「もやもや」を味わわせないためにと、丹念に記してくれた。いつも通り纏めたのはクーロス

「瑠璃のお供の日記」タイトル通り、ラズワルドのお供ことバルディアーが、ラズワルドとハーフェズの楽しげな日常を書き記した本。子どもらしい二人が徐々に成長してゆく……が、やっぱり二十歳越えても二人は二人だった。ラズワルドにはただただひたすらに畏敬を、カスラーには淡い恋心を持っていたもよう。そんなバルディアー君は元男娼です。ハーフェズの親友でもあります

5 アルデシール三世の雑兵

>>1乙

6 アルデシール三世の雑兵

>>1乙

7 アルデシール三世の雑兵

>>1乙

8 アルデシール三世の雑兵

まだ二千年しか経ってないのに
四千年後の誰かへ読んじゃってご免なさい

9 アルデシール三世の雑兵

二千年語に正しく伝えるために
メンテの為に読まざるを得ない・・・で許してくれるはず

10 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドの養父
中期アッシリア語まで軽く読めたとか恐い

11 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将は古バビロニア語軽々読めた

12 アルデシール三世の雑兵

神の子は易々とシュメール語読むからな

13 アルデシール三世の雑兵

崩落してなくなった地下神殿の石版は
全部シュメール語だったらしいな

14 アルデシール三世の雑兵

あの地の底まで続いていそうな穴な

15 アルデシール三世の雑兵

なんでロリ大将古バビロニア語まで読めたの
軍人奴隷はみんな読めるの?

16 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将は古代粘土板図書館都市の高名な学者の家生まれ
学者にもなれたけど
本人出世欲から軍人奴隷になった
軍人奴隷でも普通は読めない

17 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将は文官でも大成したらしいんだが
故郷を捨てて軍人奴隷の道に進んだ
当時の貴族男性の進路としては珍しいものでもない

18 アルデシール三世の雑兵

×当時の貴族男性の進路としては
○当時の 優秀な 貴族男性の進路としては

19 アルデシール三世の雑兵

×当時の 優秀な 貴族男性の進路としては
○当時の 文武両道の中でも特に優れた  貴族男性の進路としては

20 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードでもなれたのかな?

21 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードなら余裕でしょ
あいつ「中将軍くらいにしかなれん」とかほざいてたし

22 アルデシール三世の雑兵

>>あいつ「中将軍くらいにしかなれん」とかほざいてたし
なにそれ?

23 アルデシール三世の雑兵

学術院に入ったファルジャード
才能あり過ぎて暇なのか武術を習い出す
ここでも頭角を現し褒められる
その際に「武術に関しては、ペルセアの中将軍になれる程度しかないな」と言い放った
尚、ペルセアでは中将軍(定員十二名)の上は大将軍(定員一名)しかない
補足しておくとペルセア軍は余裕で三十万人くらいいた(文献によっては五十万人とも言われている)

24 アルデシール三世の雑兵

相変わらずの自信家ぶりに
なんと言って良いやら

25 アルデシール三世の雑兵

でも実際強かったしね
ラフシャーンが「御主になら背中を預けられる」言ってたし

26 アルデシール三世の雑兵

それに関しては珍しくファルジャード「勘弁してくれ」って言ってたよな

27 アルデシール三世の雑兵

ラフシャーンって武のファルジャードやん
戦場での人外伝説に事欠かんお人や

28 アルデシール三世の雑兵

ラフシャーンとアルデシール三世が背中合わせで戦えばいいんじゃ

29 アルデシール三世の雑兵

どっちも敵に突っ込んでゆく戦闘スタイル
尚一名は大国の国王の模様

30 アルデシール三世の雑兵

その二人
他人の背中守るような性質じゃないし

31 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドさんが守ってくれるさ

32 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドのことは精霊王が守ってくれるしな

33 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドがカスラーにプレゼントしたハーキムって
どのくらい強かったのかな

34 アルデシール三世の雑兵

ハーキムってあの精霊使い(物理)のこと?

35 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドがロリ大将に贈った精霊使いの名前はハーキムだよ

36 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドはロリ大将に結構プレゼントしてるよね

37 アルデシール三世の雑兵

文通もしておったしな

38 アルデシール三世の雑兵

結婚してたという説もあるよね
肉体関係はないけど

39 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将 → ラズワルドから「フェロザーの君」なる愛称をいただく。フェロザーのイヤーカフを片方いただく。ダマスカス刀剣をいただく。お世話になったからと、精霊使いを一人おくられる。こまめに文通する。精霊王対策として、結婚話もすすんでいた
(フェロザーはターコイズのこと)

ロリジャバード → 特に何も無い

40 アルデシール三世の雑兵

アノ時代は超格差社会だから仕方ない

41 アルデシール三世の雑兵

格差社会だしね

42 アルデシール三世の雑兵

ロリジャバードはロリが十一歳の頃からずっと仕えてられたからなあ
その点ロリ大将はロリとは離れて生活してた

43 アルデシール三世の雑兵

ロリジャバードは町歩きのお供とか
物じゃなくて思い出が

44 アルデシール三世の雑兵

ハーフェズはいつも一緒

45 アルデシール三世の雑兵

ハーフェズと比べちゃあかん
あれはラズワルドさまの一部

46 アルデシール三世の雑兵

ハーフェズが隣りにいるのは
自分の顔にメルカルト文様があるのと同じくらい
当たり前のことだそうだ

47 アルデシール三世の雑兵

ロリジャバードは知れば知るほど可哀想感が

48 アルデシール三世の雑兵

あいつは最期もねえ……
もうちょっとどうにかならんかったのか……

49 アルデシール三世の雑兵

惚れてはいけない女に惚れることに定評があったロリジャバード
最期に惚れたのがラズワルドさんとか

50 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将はラズワルドを嫁にできそうだったけど
ロリジャバードはなあ

51 アルデシール三世の雑兵

ロリ大将は結婚しても愛でて終わりそうだけど
ロリジャバードは結婚したらやりそうじゃん

52 アルデシール三世の雑兵

ロリジャバードがロリことラズワルドに惚れているって分かった時の
部下たちの心境やいかに

53 アルデシール三世の雑兵

大商人の人妻でもいいから公柱だけはやめて……状態だったらしいがな

54 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドに懸想するくらいなら
国王の正妃寝とったほうがマシらしいぞ

55 アルデシール三世の雑兵

国王といえばアルデシール三世もファルジャードもロリじゃなかったんだな

56 アルデシール三世の雑兵

臣下がロリで主君までロリだったら終わってる
アルデシールは年上女房だよね

57 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードは正妻無し
奴隷に子ども産ませて
その中の一人を跡取りにしたね

58 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードとアルデシールは幼女に盛大に振られたからな

59 アルデシール三世の雑兵

>>幼女に盛大に
なにそれ?

60 アルデシール三世の雑兵

ヤーシャールの養女の一人をラズワルドが「殿下の嫁にどうです」勧めたところ
養女が「家族と別れるのはいや」と拒否した
同じく「ファルジャードは」と言ったところやはり拒否された
その養女の妹はアルデシールの息子の正妃になったけどさ

61 アルデシール三世の雑兵

なあラズワルドさんがいた頃の神の子って何人いたの?

62 アルデシール三世の雑兵

最大で二十四人(ラズワルド含む)

63 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドさん基準で書いておくね

ラズワルド(女)0歳
イェガーネフ(女)0歳
シャーローン(男)3歳
ヤーサマン(女)3歳
フォルード(男)5歳
サーサーン(男)5歳
クーロス(男)8歳
マフナーズ(女)8歳
サルヴェナーズ(女)8歳
カターユーン(女)10歳
ヤーシャール(男)11歳
ジャムシド(男)12歳
ファルナーズ(女)12歳
ホスロー(男)13歳
バナフシェフ(女)15歳
ファリド(男)15歳
シアーマク(男)15歳
ファルロフ(男)20歳
アルダヴァーン(男)23歳
ベフナーム(男)25歳
メフルザード(男)30歳
マーカーン(男)40歳
オルキデフ(女)40歳
フラーテス(男)年齢不詳

64 アルデシール三世の雑兵

ありがたいけど
なんで二千年も昔なのに
こんなに年齢の詳細が分かるの?

65 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドさんがシャーローンさんに教えるために書いたやつが残ってた
あとはパルハーム(男)38歳ってのがいたんだが
ラズワルドが生まれる前に
実家を継いでいた弟が後取りなしで死亡したため
仕方なく家を継いで性行して子どもを作って
即座に子どもに地位を渡してアッバースの神殿に戻ってきた奴がいた
もちろん神の子の証は消えて、魔に対する絶対壁も失ったが
魔物を屠る能力は失われなかったそうだ

66 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドに惚れていたのはカスラーとジャバードだけ?

67 アルデシール三世の雑兵

ハーフェズは惚れているというより家族だもんな

68 アルデシール三世の雑兵

精霊王を忘れないでください
>>ラズワルドに惚れていた

69 アルデシール三世の雑兵

アルサランも忘れないでください

70 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードは家族愛だったろうし

71 アルデシール三世の雑兵

アシュカーンを忘れるな!
他のやつを忘れてもいいがアシュカーンは忘れるなよ!

72 アルデシール三世の雑兵

ああアシュカーン王子

73 アルデシール三世の雑兵

恋文まで残ってる王子を忘れるとか

74 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドに恋した人

■アシュカーン
ペルセア王国王子。父はエスファンデル二世、母は不明、ラズワルドと同い年
祖父の葬儀の際、王家の霊廟でラズワルドに一目惚れ
出会った頃アシュカーンは父エスファンデルが太守を務めるウルクに住んでいた
会えないので手紙を送り、ラズワルドも返事を返す。所謂文通していた
その後エスファンデルが即位することになるナュスファハーンへ
だがその頃ラズワルドは、ファルジャードと共に南の港町アッバースにいたため会えず
再会を楽しみにしていたが、立太子後の初陣で戦死

■カスラー
後のペルセア大将軍の一人。両親の名は不明だが、高名な学者の家の出
出世のため軍人奴隷となり、その地位を極めた
軍人としての名声は凄いもんです
年齢は不明なのだが、ペルセア王国では「中将軍は三十歳から」という規則があるので、十一歳のラズワルドと再会した時には最低でも三十歳
実年齢で計算したとしても、九歳児に惚れた(おおよそ)二十九歳となるのでギルティ。むしろ危険度が増す
最初に会った時に一目惚れしたとしたら四歳児に一目惚れした(おおよそ)二十三歳になるので、これまたギルティ。故に通称ロリ大将軍

■精霊王

精霊の王。生後六ヶ月程の幼児ラズワルドにディープキスをした凶悪ロリ ―― 残念なことに人ではないので裁けない
魔王やラーミン同様、いや、それ以上に狡猾
最終的にラズワルドをかっ攫っていった完全勝者

■アルサラン
謎多き美貌の男。精霊王の仮の姿ではないかと言われている
男にも女にももてすぎて、基本人嫌い。特に女は嫌いだった
信仰心に厚く、女を前面に出してこない神の子ラズワルドに傾倒していた
ラズワルドが精霊王につれて行かれたあと居なくなっている
その他色々あり、ペルセア王国があった一帯では黒獅子と書いて精霊王と読む
逆もあり(精霊王と書いて黒獅子と読む)

余談だがあの一帯には、かつて本当に黒獅子がいた。絶滅してしまったが

75 アルデシール三世の雑兵

ラズワルドに恋した人2

■ジャバード
惚れてはいけない女に惚れることに定評があったジャバード
ラズワルドが十一歳(九歳)の時にラズワルドの護衛隊に入る
そこからずっと付き従う
何時頃ラズワルドに惚れたのかは不明だが
ラズワルドが十六歳(十四歳)の時サラに暴露されたのでそれ以前
ジャバードの年齢だが、アルダヴァーンの乳兄弟にして最側近パルヴィズが「同期」と言っているので二十三歳+三歳なので、紛うことないロリである。故に通称ロリジャバード
ラズワルドに惚れ抜いて死んだ

■ラヒム
ラズワルドが直接買った奴隷の一人
ラズワルドに美味しいと言ってもらえる為だけに料理に没頭した
好きだったなどという記録はないが
ラヒムのレシピの備考や補足を読むと
ラズワルドに対しての並々ならぬ愛情が感じられる
年齢ははっきりとは分からないがラズワルドより三から五歳年上だった模様

76 アルデシール三世の雑兵

恋はしていないだろうが大切にしていた人

□ハーフェズ
ラズワルドさま大好き乳兄弟。子どもの頃は泣き虫だった
子どもの頃から可愛い顔をしており成長するにつれて格好良くなった
十代後半になると町娘たちから熱い視線を送られるようになったのだが
師匠(?)アルサラン譲りのあしらいで全てを無視
更に成長すると女王などに逆プロポーズされるが「ラズワルドさま以外に仕える気はありません」で全部振った(三つの国の女王と、五つの国の王女との婚姻を蹴った記録が残っている)

□ファルジャード
ファルジャードの家族は「ラズワルド、ハーフェズ、メフラーブ、ナスリーン、マリート、セリーム」のみで、自分の家庭を築くことに全く興味を持たなかった
ラズワルドに対し男女の愛情はなかったが、もっとも信頼し大事にしていた
最果ての王チート王である彼にとって、精霊王にラズワルドを攫われたのは最大の屈辱
ラズワルドの九歳年上

□アルデシール三世 (シャバーズ)
ラズワルドの助けにより英雄の中の英雄になったペルセア王
初めて出会ったのはアルデシールが十八歳でラズワルドが十歳の頃だったのだが
ラズワルドはアルデシール三世を記憶していなかった
アルデシール三世が愛していたのは、デルベンドの王女オクタウィア

□シュールパラカ四世 (ジャラウカ)
サータヴァーハナ王国国王
ファルジャードの前の下宿人だった。兄ダンジョールと王位争いをするも劣勢が続くのだが、最期に勝利の女神 (ラズワルドのことらしい)が微笑んだ
シュールパラカ四世としては「ペルセアを上手く使ってやった」だが、現在の見解では、どう見ても「ファルジャードに良いように使われたサータヴァーハナ」……もっとも当時の人もそう思っていたらしい

77 アルデシール三世の雑兵

補足
(ロリ)ジャバードの年齢
パルヴィズと同期なのは確か
パルヴィズは神の子アルダヴァーンの乳兄弟で側近なので十歳で武装神官になっている
十歳以下の武装神官はいないので、ジャバードは同い年かそれより少し上と考えられる

アメラネコス朝デルベンド王国王女オクタウィア
ボルポロス朝デルベンド王国初代国王の最初の妃がこの人
この初代国王はアメラネコス朝デルベンド王国を滅ぼした人
オクタウィアはなんとか逃げることに成功し
ペルセアのアルデシールを頼った
アルデシールは惚れた弱みで、国を取り戻してやりたかったのだが
ファルジャードに「なんでそんな女のために同胞が死ななきゃならんのだ!恋愛物語の王子さま王女さまをしたいのなら勝手にしろ!」と怒鳴られたことがあったそうな
ファルジャードは何からなにまでアルデシールに頼り切りな亡命王女オクタウィアが嫌いだった模様

78 アルデシール三世の雑兵

アシュカーン王子と幸せになって欲しかったな

79 アルデシール三世の雑兵

アシュカーンは王位をアルデシールに譲って
神官になるつもりだったらしいからな

80 アルデシール三世の雑兵

最期の「神と共にありたいと考えているのです」な
そんな未来はなかったんだけどね

81 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードってなんでそんなにオクタウィア嫌いだったの?
もしかしてファルジャード、アルデシール三世のこと好きだった?

82 アルデシール三世の雑兵

それはない
>>アルデシール三世のこと好きだった?

83 アルデシール三世の雑兵

>>アルデシール三世のこと好きだった?
それはないわー

84 アルデシール三世の雑兵

>>アルデシール三世のこと好きだった?
あり得ないな

85 アルデシール三世の雑兵

>>アルデシール三世のこと好きだった?
絶対無いね

86 アルデシール三世の雑兵

ファルジャードがオクタウィアのこと嫌いだったのは
政治家として嫌いだったらしいよ

87 アルデシール三世の雑兵

オクタウィアはさ生まれつきの病で目が見えなかった
当時目の見えない人なんてのは使い物にならないわけ
王女で目が見えないなんてのはもらい手なし
それでダマスカス国境近辺の城に幽閉されていた
だからダマスカスに外遊にいったアルデシールとの出会い
両者一目惚れしたわけだが
超大国ペルセアの跡取り王子が
豊かでもなければ跡取りでもない王女と愛をはぐくんでもねえ

88 アルデシール三世の雑兵

オクタウィアが逃げられたのって
攻めてきたアラン側がオクタウィアの存在を知らなかったので
追っ手がすぐに来なかったから逃げられたとかいうくらい
国内ではもう居ないもの扱いだったんだろう

89 アルデシール三世の雑兵

後宮ハレムに入れるのは健康な女だけ
オクタウィアは目が見えないし病弱だった
後に政略結婚でボルポロス朝初代王と結婚したけど
子ども産まないで死んだしね
ファルジャードの読みは正しかったよ

90 アルデシール三世の雑兵

女は子どもを産む機械じゃないんですよ!

91 アルデシール三世の雑兵

当時の女は子ども産む機械です
王女はそうでもなかったけどな(当時は)

92 アルデシール三世の雑兵

アルデシールが「この戦い、勝てるか」って聞いたらファルジャードが「わたしはあなたに戦後処理の話をしに来たのですが」って言い放ったアレは凄かった
アレでオクタウィアと別れる決心したらしい

93 アルデシール三世の雑兵

国が滅ぶかもしれない未曾有の状態で
「アラン王国王弟を生かして捕らえ、オクタウィアをくれてやりデルベンド王国の国王にして、国境の守りを固めます」言い切ったからな
実際その通りになったし

94 アルデシール三世の雑兵

アランの王弟とシュールパラカはファルジャードの良い駒だったよな
特にアランの王弟は・・・ペルセア人殺しすぎたんだよ
その報いだ

95 アルデシール三世の雑兵

>>アランの王弟とシュールパラカはファルジャードの良い駒だったよな
黙って国内にいれば、ファルジャードに使われずに済んだのに
飛んで火に入る夏の虫だよ二人とも
アラン王弟は自業自得だけど

96 アルデシール三世の雑兵

それを言うならダマスカスのムスタファ二世だって

97 アルデシール三世の雑兵

マッサゲタイのバダルウーガンもツェンディーンも単なる養分ってか・・・

98 アルデシール三世の雑兵

マッサゲタイ王国はファルジャード一人によって滅ぼされたのだ

99 アルデシール三世の雑兵

>>マッサゲタイ王国はファルジャード一人によって滅ぼされたのだ
これガチだから困る
俺たち異国の教科書に「ペルセア王国の宰相ファルジャードが一人で滅ぼしました」って書かれるって、よっぽどだぞ!

100 アルデシール三世の雑兵

チートを自重しなかった結果がこの有様だよ!
>>マッサゲタイ王国はファルジャード一人によって滅ぼされたのだ

101アルデシール三世の雑兵

ハーキムは強かったよ
とくに