概要
呪解師《テオドラ》が存在する世界シリーズ
世界の脆さを内在した人は《呪》の存在にすがる
《呪》を誰よりも良く知る呪解師は、在る《呪》を解くために再び人に《呪》を施す
《大陸の神々の寵児》と呼ばれる呪解師テオドラ
全ての《呪》を解くことが許されている存在は人に何を求める
見た目が美しくも奇異な小国の王女パルヴィは、財政難から大国に身売りすることになったのだが、道中で買うと言った王が死亡したと聞かされる。買われ故国を救いたいと願う王女は引き返さずに大国へと赴き ――
意外としぶといもんだ、世界も俺もあんたも――
『山間の町でゾンビが発生した』笑えない冗談にしか取れない説明と、生存者を救出命令が下され、俺たちの隊は命令通りにその町へと赴き、説明が本当であったことを知る。そして俺たちは無事にミッションを終えた……筈だったのだが