我が名は皇帝の勝利
登場人物設定部分

ラディスラーオ

お前が欲しかった、ラディスラーオ
変な事呟いて申し訳ない
本編の第5章でラディスラーオのようなキャラが必要になりました
でも本編中で説明するのも長すぎる
かと言って「ラディスラーオ。かつて王族を虐殺し、最後の王女を強奪して玉座についた……」とか説明を入れても今一つキャラが立たない!
ラディスラーオを本編でソレ以外に使う場所がないので説明のしようがない。
ならば折角だから掘り下げてみよう!
書いたら、見事な墓穴を掘るハメに!
間違いなくインバルトが初恋。二十九歳の時に十歳のインバルトに一目惚れしたんだけど、それに気付くまで十年要したっていう、恐竜だってもう少し脳に痛み早く到着するんじゃない? というような人
まあ、その時点で気付いて……とかしたら、それはそれで困るんだが
終生独身で新帝国の元帥にまでなり、政治も任されたが(第四副宰相)憲兵総監をも任された
家も何も持たないで、ずっと皇帝の勝利の部屋の前通路、そこに置かれている長椅子で寝泊りしている
本当に末永くお元気に過ごしてしまった(メセアの努力の賜物)
そんな自分を偶に自嘲
本編第5章では「あの頃のラディスラーオ」が観れるかも知れない
「あの頃のラディスラーオ」ってどんなモンだか、今一つ定かではないが
登場した際には応援してあげてください「あの頃のラディスラーオ」
ハイゼルバイアセルスが誇る「あの頃のラディスラーオ」をよろしくお願いいたします!
全く書かれる予定のない設定だけで行けば、かつて隣国にいた「リーダ」、現ジュレウラを最終的に陥れ処刑されるようにしたのはこの人
意外と重要人物じゃないか、ラディスラーオ(今頃気付いた)
イメージが「シチリアーノ」だったのでナポリ王の名前を拝借
終わってみりゃあ……
人気投票してみりゃあ……大人気(吃驚)


インバルトボルグ

本編中で最も凛々しかったようだ
お姫様にはもう一案あった
本当にベルライハ公と再婚して二十年後くらいにベルライハ公が死亡した後に、ラディスラーオと再婚するバージョン
当初はこのバージョンだったので、タイトルが「Konigsberg」というモノだった
でもそのバージョンで進むと姫様は今のラディスラーオくらいなんだけど、二十年後のラディスラーオって六十歳近いんだよね
二十年後、綺麗になったお姫様が「あの人の遺言で、結婚しろと」
帝国No.1権力者の妻だった訳でして
「遺言で……な」みたいな。無論断れないんだけど
二十年経っても変わらなさそうなラディスラーオ
ラディスラーオ宛の遺言が「身命に誓って、彼女には一切触れていない」
二十年も何やってんだよ! ベルライハ!!!(何もしてないわけだが)
そんなもん、誓われても困るわ!
それ以前に、姫様がベルライハ公と再婚したら、ラディスラーオ自殺しそうだったんでその話しは潰した
アンケート一位に輝いたらどうしようかと本気で悩んだ
いや、後日談も前も何もないので……
禁断の「現代パラレルでも」本気で考えていた
特に配役は言わないがインバルトは良家の子女でラディスラーオに一目惚れ
チャイニーズマフィアのボス・ジルニオン
色々な意味で世界が終わってしまいそうなマフィアのボス(それ以前に良家の子女とどう絡むのだ?)


エバカイン

本気で結婚させようと思っていた六道
この話で結婚が成立していたら本編第5章出だしで、いきなり「ベルライハ大元帥は先頃征服した国の十八歳の皇后を妻に迎え……」とかなる所だった
楽しいかな……と、思って考えたんだけどな
でも姫が活躍して結局話しは流れてしまった
ベルライハに関係した女は軒並みジルニオンに殺されている事に気付いた冬の入り口
ついでに言えば、本編でギリギリまで回数削られ予定のジルニオンとのアレ。何故かこの話で書かれるハメに
皇后には振られるし、ジルニオンには……で最悪だったような
まあいいや、女運悪い名前だから
女運どころか全ての運がないようにも見えるが
女運の悪いこの名前の出だしは、妻に浮気された男である
書いておかないと不明っぽいので、一応。此方受です
解らない人はスルーしよう


ジルニオン

登場した主要キャラの中で唯一視点がなかった人物
もちろんワザとですが、どんな人物なんだか理解不能かと
思いきや、意外と覚えている人がいて吃驚
人気投票で票が入ったこと自体感動
部下には手を出さないのが身上です、手を出した相手は絶対に部下にしない方針
姫様が頑張らなければラディスラーオはいい餌食になっていたでしょう。色々な意味で(震)
サド精神が強いので、ラディスラーオみたいな卑屈で上昇志向の強い男を嬲るのは大好き
姫様に対してはまあそれなりに騎士ですが、ラディスラーオはいたぶって楽しんでました、話からも若干解るかと
ちなみにベルライハ公は別格ですので、其処の所よろしくお願いします
この人達の国では『世』は『何番目』を指します。なので娘は十七世
元から読んでくださっている人達には、インバルトの死よりもジルニオンの結末の方が衝撃を与えてしまったそうで


デイヴィット

死に方が「らしい」と言われた男
かなりのバカな男ですが、それなりの生き方を
今更ですが(笑)デイヴィットは「ダンドローバー・デ・デイヴィット」と名乗っておりました。他の人は「名・姓」の順に名乗っているのですが、デイヴィットだけは逆。
爵位が二つ以上あるとこのように名乗ります……と説明しなかったので混乱してしまった方もいたかと
話の流れを重視したので……書けば良かったな……と後悔
本人はそれなりに満足して死んだのだが、望んだ通りの未来にはならなかった
早い再会に苦笑いしながら出迎えたと思います
二人の出会いから発展って、なし崩し方というかややデイヴィットストーカー? みたいな
押しに押したような所はありますね


ファドル・クバート

泣かせないで下さいというコメントまで頂いた、ヒッソリとした人気者(だと思ってます)
悲しくも最後の登場の回に、同時に更新された違う話が大爆笑の渦だった為、皆をパニックに陥れたというこの話の中では色々な伝説を打ち立てた人(我が名は皇帝の勝利52話とPASTORAL35話)
パロマ伯爵家先祖代々の霊廟で、デイヴィットと同じ棺に入って眠ってます。この先未来永劫離れる事はありません
正直申しまして、デイヴィットとファドルは最初から死んでしまう作りでした
何で? と言われると色々あるのですが、デイヴィットは最初からジルニオンとあの場面で対面して、あのセリフを口にして死ぬ、というのは最初から決まっていたので
デイヴィットというキャラに引き摺られてこうなってしまいました
昆虫採集好きな兄がいた……という設定があった
もちろん使っていないが、考えた時何を思ってそんな設定にしたのか……謎が深い


アーロン

皇后陛下の騎士
顔を観た事もなければ、声も聞いた事のない少女・インバルトボルグをずっと思っていた青年
此方側から語れば、急遽作られたキャラの為、どこか薄い作りになってしまったのが悔やまれます
剣の指南役ですが、あれは当初デイヴィットが受け持つ予定でした
が、後にラディスラーオが生き延びて別の国に派遣される際、警護役が必要となり……
デイヴィット以外にもう一人キャラを増やさないといけないとなってその役割をになうコトに
言ってしまえばラディスラーオの為に生まれてきた男(爆笑)
後にラディスラーオと共に軍門に下って、上級大将になりました。生涯独身
この人の真骨頂は、あのラディスラーオの顔割った所にあるかと
本編5章ではラディスラーオと共に登場する予定
ハイゼルバイアセルスの忠臣アーロンの正しい姿をお目にかける事が出来るかも知れない
ハイゼルバイアセルス最高の騎士・アーロンのご活躍を! ……適度にご期待あれ
多分違う国の人の顔割ってるかと(そればかりだな)


テクスタード王子

本編第3章から出てきます
国を追われた王子様。本人ほとんど自覚無しだったが
本来なら登場させる気はなかったのですが、アーロンが「あのキャラ」なので引き止めるキャラが必要となって、ノコノコ(笑)と登場していただきました
アーロンより強いキャラってあの二人以外、この人しかいなかったもので
意外とアーロン強いんだなあ(他人事のように)
解る人にはわかる「アレ」な度合:カウタ>>>>越えてはいけない壁>>>テクスタード
テクスタードがマトモに近いのか、カウタが凄いのかは貴方のご判断にお任せいたします
因みに皇后と姫の身長差を「10cm」と言っていたが、計算間違いで実際は「約20cm」
奥方様は17歳で190cm


アウリア・レフィア

戦術の天才(らしい)
ジルニオンに認められて、ガンガン戦わされて一年少しで少佐から中将まで階級が上がるハメになった
最終的には「総帥」となり、新四大公爵家の始祖となる
絵に描いたような出世街道を驀進して、妻を得て子も実子五人に養子三人を迎えて大家族で終生幸せでした
いや、この人も出したくなかったんだが、艦隊戦の殆どはこの人が受け持っている設定なので、出さないわけには……
質問:なんであの反則的な兵器があるのに態々艦隊で戦うのか?
答え:金かかりすぎるからです、機動装甲は
艦隊で勝てる戦いは艦隊で叩きます
特にあの二人の持っている機動装甲は半端な額じゃないので。軍事総予算の四割をあの二人が使っているくらいですから(使い過ぎだよ、二人で)
まあその……総予算の中にジルニオンが「あの都度」壊すベルライハの義手とか義眼の修理代も含まれている
義眼代壱億五千萬円也
ベルライハの部屋の警備をしていた一人というのもこの人
医務室に居たのはガーゼやタオルを取りに来ていた
ジルニオンとベルライハの……後始末ね(涙)二人とも王族だからさぁ……


アグスティン / キサ

この二人、いきなりカップリング成立してしまいましたが……
あったんですよ、もっと色々とね
アーロンやカミラを巻き込んでの
でもこの二人最終的には幸せになるからその部分はカットしました
幸せ、というか長生きしてこの二人も新四大公爵家の始祖とまでなりました
ハイゼルバイアセルス公爵家にして、ラケ王家
ラケ王家ともう一つの候補がハイケルン王家だった為、ラディスラーオとアグスティンの反対票でラケ王家に決定
キサは最後までラディスラーオ嫌いの姿勢を崩さなかった
兄と妻の間に挟まれたアグスティン大変
でもラディスラーオはそれで若干救われてもいた


メセア / リタ

「ラケ王家は止めてくれ!」と叫んだものの通らず。弟の判断でラケ王家が誕生
ラケの血を引く人はいないけど
メセアは全く帰ってこない弟の為に軍で付き人のような生活を送る
それで、軍の中枢に民間人が居るのは都合が悪いと言われて、本人レフィアに掛け合って軍属になる
過去の軍役なんて無いに等しいのに、届いた書類は「少佐」
「この国の王様達は……」断るわけにはいかないので頂いた
一軍も指揮した事ないのだが義理の娘は新四大公爵夫人にして、妻は公爵夫人の母、実の弟は国の重鎮……その他諸々が絡み合って准将にまでなってしまった
退役する時は少将
リタと共にアウリアの妻の面倒などもみて、殆ど毎日飯作って子守りして(ラディスラーオ含む)人生終えた
最後の方で十七世がリタに直接会ったのは、新公爵家夫人(予定)の母親を検分する為
合格だったようです。そう思えば、凄いお母さん
二人とも四十過ぎてからの、代わり映えしない毎日がとても嬉しかった。一点を除いては